葬式 祭壇

葬式の祭壇の種類について・選び方にはポイントがある?

葬式の祭壇の種類について・選び方にはポイントがある?

 

葬式の祭壇は正面に置かれていて、遺影とともに最も目を引くものです。祭壇の種類によって、葬式の雰囲気も変わってきます。種類も価格も様々な葬式の祭壇について、どんなものがあるのか、選ぶポイントなども合わせてくわしく調べてみましょう。

 

 

 

祭壇とは、故人の遺影や供物を飾っている葬式用に装飾された壇のことをいいます。代表的なものとして、仏式の葬式でスタンダードなのは白木祭壇です。土葬の時代には、棺を白木で作った輿で担いで墓まで運ぶという、野辺送りをしていました。

 

 

 

その輿のなごりが白木祭壇になったといわれている、伝統的な祭壇です。高価な白木祭壇には、最上部に実際に棺をおさめることができる、本輿という大型のものもあります。

 

 

 

白木祭壇の費用は、葬儀社に支払う祭壇のレンタル料といえます。祭壇の高級さによって費用も変わり、きちんとした葬式をしたい人は白木祭壇を選ぶ人が多いようです。

 

 

 

宗教に関係なく選べ、デザインが豊富な事から、最近は花祭壇や生花祭壇も一般的になってきています。名前のとおり、花で祭壇を飾っていて、生花を使用しているものは生花祭壇といわれています。

 

 

 

昔は、菊の花のみだった生花祭壇でしたが、使われる花の種類も蘭やユリなど豊富になってきました。故人のイメージに合わせてデザインを決められるのも、花祭壇の人気がある理由のひとつでしょう。

 

葬式の祭壇の種類について・選び方にはポイントがある?

 

金額は、祭壇の大きさとデザインによって変わってきます。以前花祭壇は費用がかかりましたが、最近は花祭壇を選ぶ人が多いため、価格も抑えられてきているようです。

 

 

 

白木祭壇と花祭壇のいいところを取り入れた祭壇が、折衷祭壇です。仏式の伝統を受け継ぎながら、生花で華やかさをプラスしたい人にはおすすめの祭壇ですが、費用は白木祭壇より高くなってしまうことが多いです。

 

 

 

小規模な葬式の場合によく選ばれるのが、遺影や棺のまわりに花を飾る祭壇です。故人の好きな花を中心に飾るなど、ある程度自由に飾れるところに人気があります。

 

 

 

祭壇にたくさんのキャンドルを飾る、キャンドル祭壇もあります。無宗教の葬式で、最近見られることが増えてきた祭壇です。その他、神式祭壇やキリスト教祭壇など、宗教独自の伝統を重んじる祭壇もあります。

 

 

 

どんな葬式で故人を偲びたいか、それによって選ぶ祭壇は変わってくると思います。葬式も、昔と比べると年々自由度が増してきています。形式にしばられず、故人の趣味を尊重した祭壇が、今後も増えていきそうです。

 

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